任意精度の計算(bcコマンド)
説明
bcコマンドは任意の制度の数値を扱うことができる計算言語であるが、単に簡単な計算に使用している。

構文
bc

演算子
+ 2つの値の和
- 2つの値の差
* 2つの値の積
/ 2つの値の商
% 剰余
^ べき乗(左の値を右の値の回数乗じる。)
length() 値の有効桁数を返す。
sqrt() 値の平方根を返す。
計算方法
$bc
bc 1.06
Copyright 1991-1994, 1997, 1998, 2000 Free Software Foundation, Inc.
This is free software with ABSOLUTELY NO WARRANTY.
For details type `warranty'.
1024*1024
1048576
10%3
1
8^8
16777216
カレンダーの表示(calコマンド)
説明
calコマンドは単純にカレンダーを表示する。引数をなにも指定しない場合は今年度の今月のカレンダーが表示される。
引数を1つ指定した場合は年と解釈されその年のカレンダーが表示され、2つ指定した場合はその年の指定した月の
カレンダーが表示される。

構文
cal  [ オプション ]  [ 月 ]  [ 年 ]

オプション
-1 1つの月のみ表示する。(デフォルト)
-3 先月、今月、来月のカレンダーを表示する。
-j 1月1日から数えた年間通算日(ユリウス日付)で表示する。
-m 月曜を週の最初の曜日とする。
-s 日曜を週の最初の曜日とする。(デフォルト)
-y 年間カレンダーを表示する。
先月と今月と来月のカレンダーを表示する。
$cal -3
      5月 2003              6月 2003              7月 2003
日 月 火 水 木 金 土  日 月 火 水 木 金 土  日 月 火 水 木 金 土
             1  2  3   1  2  3  4  5  6  7         1  2  3  4  5
 4  5  6  7  8  9 10   8  9 10 11 12 13 14   6  7  8  9 10 11 12
11 12 13 14 15 16 17  15 16 17 18 19 20 21  13 14 15 16 17 18 19
18 19 20 21 22 23 24  22 23 24 25 26 27 28  20 21 22 23 24 25 26
25 26 27 28 29 30 31  29 30                 27 28 29 30 31
2000年1月のカレンダーを表示する。
$cal 1 2000
      1月 2000
日 月 火 水 木 金 土
                   1
 2  3  4  5  6  7  8
 9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
ダウンロードツール(wgetコマンド)
Wgetとはダウンロードやホームページの自動巡回のできるツールです。WebサイトやFTPサイトのアドレスを指定して自分のHDDにコピーします。
再帰的にダウンロードもでき途中で接続が切れてもその途中からファイルをダウンロードできます。

まずはWgetをこちらからダウンロードします。
解凍後、コンパイルします。
#tar zxvf wget-1.9.1.tar.gz
#cd wget-1.9.1
#./configure
#make
#make install 
以上で完了です。

簡単な使用方法を紹介します。

基本構文

#wget http://cyberam.dip.jp/index.php

http://cyberam.dip.jpのトップページをダウンロードする。Webページに限らず画像や圧縮ファイルも直接指定できる。

-r オプションで再帰回収

#wget -r http://cyberam.dip.jp/index.php

http://cyberam.dip.jpサイトを再帰回収(リンクをたどってそのページもダウンロード)する。(深さはデフォルトで5)

-l オプションで再帰回収の深さを指定

#wget -r -l 8 http://cyberam.dip.jp/index.php

http://cyberam.dip.jpサイトを深さ8まで再帰回収する。

-L オプションで相対アドレスのリンクのみダウンロード

#wget -r -L  http://cyberam.dip.jp/index.php

http://cyberam.dip.jpサイトの相対アドレスのリンク(http://で始まらないアドレス、サイト内)を再帰回収する。

-A オプションで指定した拡張子のファイルのみダウンロード

#wget -r -A .jpg  http://cyberam.dip.jp/index.php

http://cyberam.dip.jpサイトのjpegの画像ファイルだけをダウンロードする。

-i オプションで指定したファイルに記述したURLをダウンロード

#wget -r -i  hogehoge

hogehogeファイルに記述したURLを再帰回収する。

-nc オプションで既存ファイルはダウンロードせず、ダウンロード途中のWebページがある場合はそこから再開

#wget -r -nc  http://cyberam.dip.jp/index.php

以前ダウンロードの途中で切れたhttp://cyberam.dip.jp/index.phpサイトのダウンロードをそこから再開する。

-H オプションで違うホストも再帰回収

#wget -H  http://cyberam.dip.jp/index.php

http://cyberam.dip.jpサイトのhttp://cyberam.dip.jpサイトと違うホストのリンクも再帰回収の対象となる。

--follow-ftp オプションでFTPサイトも再帰回収

#wget -r -H --follow-ftp  http://cyberam.dip.jp/index.php

http://cyberam.dip.jpサイトのFTPサイトのリンクも再帰回収の対象となる。

-np オプションで指定したディレクトリ以下のみ再帰回収(親ディレクトリを再帰回収しない)

#wget -r -np http://cyberam.dip.jp/linux

http://cyberam.dip.jpサイトのlinuxディレクトリ以下のみ再帰回収する。

その他の使用法はmanやwget -hでご覧ください。